女性の生き方を撮影し続ける津山市在住の写真家・柴田れいこは、太平洋戦争で夫を亡くした女性たちのその後に焦点を当てた作品「届かぬ文(ふみ)~戦没者の妻たち~」をまとめ、戦後70年という節目の年に発表する運びとなりました。
太平洋戦争では多くの男性が命を落としました。夫を亡くした女性たちは家を守り、女手一つで子どもを育てあげるなど苦労しながら戦後の人生を力強く生き抜いてきたのです。大多数が90歳以上となった彼女たちの現在の肖像写真に、丹念なインタビュー取材で得た生々しいエピソードや戦後から現在に至る心境を綴った文章を添えた作品展を開催します。