市域及び周辺では、近年まで冠婚葬祭に用いる食器類を共有で保有し必要時に各家で借りて使用する「講中(こうじゅう)」というまとまりがありました。記録から少なくとも幕末頃には行われていたことが分かっています。
このような宴席に用いられる食器の成立や伝来、共有の意味、さらに江戸の料理文化などを講演いたします。なお、博物館では公演日に収蔵品展「講中の共有道具」を開催しております。
●講師 原田信男さん(国士舘大学21世紀アジア学部教授)
●時間 14:00~16:00(開場は13:30)
●会場 博物館大会議室
●定員 200名(当日受付、先着順)
●対象 15歳以上(中学生を除く)