本展は、マンガ家・江口寿史(1956年- )の38年間の画業を振り返る大規模な展覧会です。
江口寿史は、1977年の初連載作「すすめ!! パイレーツ」、1981年「ストップ!! ひばりくん!」の大ヒットにより、日本のギャグマンガを革新しました。これを機に、ごく少ない線で立体感や質感を表現する江口独自のPOPな画風と卓越したデザインセンスを活かし、イラストレーションの世界にも進出していきます。その多彩な活動は、ジャンルの垣根を超え、サブカルチャー全体に大きな影響を与えたといっても過言ではないでしょう。
今回は、その画業を集大成した画集『KING OF POP 江口寿史 全イラストレーション集』(玄光社)の刊行を記念し、300点以上の原画(高精度デジタル出力を含む)を一堂に集めてご紹介します。江口寿史の多彩な才能とその世界をご堪能ください。