国際的なパフォーマーとして知られる風倉匠は、1936年大分市に生まれました。’60年代には吉村益信、篠原有司男らと前衛芸術家グループ“ネオ・ダダ”に参加した後、土方巽の暗黒舞踏や、赤瀬川原平らのハイレッド・センターの周辺に度々登場し、その特異な才能を遺憾なく発揮し続けてきました。
’86年パリのポンピドゥ・センターに於ける「前衛美術の日本1910-1970」、’92年にドイツ・オランダ・ベルギー・フランスを巡った「巨大都市の原生 東京-大阪行為芸術 1992 ヨーロッパ・ツアー」、’95年の「バングラディッシュ・アジア美術ビエンナーレ」など、小杉武久との絶妙なジョイント・パフォーマンスは既に世界を魅了し、高い評価を得ています。
今回の展覧会では、これまでの活動を記録映像などで回顧するとともに、全て新作で現在の状況を紹介します。