人形博物館の収蔵品展。
世界中のどうぶつをモチーフにした人形たちが勢ぞろいします。民俗人形は様々な国の文化や風習など、その地域の何気ない様子を切り取ったものです。民俗人形たちを見ていると、その国の原風景のようなものが見えてくるのではないでしょうか。そんな原風景の中には多くの動物の姿もあります。人と動物は、その国々の長い歴史の中で切っても切れない関係にあるのです。
今回の展示では、人と寄り添って、あるいは一定の距離感でともに歴史を歩んできた、動物の人形を主役に展示します。動物の人形とその国の民俗人形から、風土や風景を想像してみてください。