パク・ジフン(朴 志勳)の展覧会を開催します。
パク氏は建国大学教授で韓国ソウル在住の現代美術の作家です。彼は不可思議な計測装置ともいえるオブジェを作り出します。それらの作品は私たちが日常当たり前だと思っている事象や現象、あるいは生活の基準に対し、その基準自体を問い直します。昨今の社会では人間の失敗やネガティブな事象を許容できるキャパシティが少なくなっているように思えますが、パク氏の作品はそのような人間が持つ不合理性に対し、「その不完全さ」をひとつの評価基準とし、欠陥を受け入れ受容可能であるということを示す作品を展開しています。