今、自然と人との関係が見直され、また自然と関わる生活を求める人がふえてきています。
近年よく聞かれるようになった「里山」という言葉は、人家近くの丘や低い山、さらにはその周囲の田畑や小川なども含めて指すことが多くなってきました。里山では、たきつけ用の柴や山菜などの自然の恵みを利用し、適度に人が関わってきたにもかかわらず、野生の動植物も多いゆたかな環境をいだいてきました。
本展では、現在 美濃加茂市で計画が進んでいる「里山千年構想」の里山をとりあげます。里山に残る人々の暮らしの形跡や動植物を紹介しながら、これからの里山との関わり方を考える機会とします。