タイトル等
高橋三太郎展
放浪する木工家とそのカタチ
会場
北海道立近代美術館
会期
2015-09-01~2015-12-06
休催日
月曜日 (9月21日、10月12日、11月23日を除く)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)
開催時間
9:30~17:00
入場は16:30まで
観覧料
一般 510[420]円、高大生 250[170]円
*[ ]内10名以上の団体料金
○特別展「日韓近代美術家のまなざし」(9月1日~10月12日)との共通券は、一般 1,500円、高大生 850円
○三岸好太郎美術館所蔵品展「線は風のように―三岸好太郎の線描の魅力」(10月31日~1月20日)と両方観覧する場合は、一般 820[660]円、高大生 410[270]円
*無料になる方:65歳以上、中学生以下、障害者手帳をお持ちの方など。高校生は毎週土曜日、文化の日並びに学校の教育活動で利用する場合は無料。
主催者
北海道立近代美術館
協賛・協力等
後援:札幌市/札幌市教育委員会
概要
木工家の生まれ方―海外放浪から木工の道へ
高橋三太郎は、札幌を拠点に1980年代から目覚ましい活動を展開してきた木工家です。1949年、名古屋に生まれ、北海道大学で建築を学ぶために来札。1971年、学業の途中で世界放浪の旅へ出て、シベリア経由でヨーロッパ、イスラエル、アメリカへと巡りました。旅が3年を超えた頃、メキシコ滞在中に「木をやろう」と決意し帰国。ほぼ独学で木工の道へ進み、1982年に自らの工房を設立しました。

カタチの生まれ方―椅子のフォルムはライフスタイルのメッセージ
高橋三太郎の目指すことのひとつが、「DECENT (慎ましやかな、上品な)でWEALTHY (ゆたか)な暮らし」です。こうした考え方の原点は放浪を始めた頃、ノルウェーの小村で質素ながらも心ゆたかに、美しく暮らす人々と出会い深く共感した体験にありました。直線的で簡潔なフォルムから始まり、曲線・曲面を加えて展開してきた高橋三太郎の椅子。それは、シンプルながらもゆたかなライフスタイルをという自らのメッセージを、形にしたものと言えます。

空間と椅子―手仕事の枠を超えて
手作り家具から始めた高橋三太郎は、1980年代末には公共建築のための椅子デザインへと仕事の幅を拡大しました。それらでは造形としてのモニュメンタリティを持たせることによって、椅子本来の人間的なスケール感を建築の空間に拮抗させようとする意図がうかがわれます。椅子の作家として、自己完結を徹底して排除し、不断の展開と外部との交流によって、現代の消費社会のなかでも揺らぐことのない良質な椅子を世に送り出す。それを北海道においてきわめて自覚的かつ戦略的に行ってきた点で、高橋三太郎は類がない存在と言えるでしょう。
本展では、代表的なチェア、ベンチ、スツール、そして近年のプロダクトまで焦点を当て、木工家・高橋三太郎の柔軟で力強い思考と創造の軌跡を、展示室空間で一堂に展開します。

(展示している椅子に座ることができます ※一部の椅子を除く)
イベント情報
アーティスト・トーク
高橋三太郎×赤坂真一郎 (建築家)×佐々木信 (デザイナー)
10月3日(土) 14時~15時30分
北海道立近代美術館2階ロビー
参加無料

学芸員によるギャラリー・トーク
土曜日 14時~ (約30分)
展示室Aの観覧券が必要です
○11月7日、11月28日
ガウディの椅子、リートフェルトの椅子、美術の目で見てみると…。
ホームページ
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/exhibition/cl_20150901.htm
会場住所
〒060-0001
北海道札幌市中央区北1条西17丁目
交通案内
■地下鉄
東西線・西18丁目駅下車。4番出口から 徒歩5分。

■JRバス、中央バス
道立近代美術館バス停下車。徒歩1分。

■お車
お車でお越しの際は、周辺の駐車場をご利用ください。
(長年にわたってご利用いただいた「美術館駐車場」(運営:社団法人北海道美術館協力会)は、2012年7月8日(日)をもって営業を終了しました。)

なお、道立近代美術館をご利用の方は、「ビッグシャイン88 北1条駐車場 (北1条西15丁目)」を割引料金でご利用いただけます。

★ビッグシャイン88 北1条駐車場 北1条西15丁目 (美術館から 徒歩5分)
料金/ 20分 120円 (20分を超える分は 20分につき 120円増し)
・美術館利用者を対象とした割引 / 近代美術館1Fの西側入口付近(公衆電話の横)の押印機、または三岸好太郎美術館展示室受付の押印機で、駐車券に押印すると、駐車場入場から20分無料になります。
・障害者割引 / 精算前に、ビッグシャイン窓口で、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示すると、駐車場入場から1時間無料となります。
*ただし、上記の「美術館利用者を対象とした割引」との併用はできませんので、ご注意ください。
(美術館押印機で駐車券に押印すると、障害者割引の適用ができなくなりますので、ご注意ください。)
ホームページ
https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/knb
会場問合せ先
施設全般について: 011-644-6881
美術全般について: 011-644-6883
展覧会全般、団体観覧について: 011-644-6882
教育サービスについて: 011-644-6884
Fax. 011-644-6885
E-mail: [email protected]
テレフォンサービス: 011-612-7000
北海道札幌市中央区北1条西17丁目
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