どこかでつながっている。
いのちを育む大自然を舞台に、野生動物の一瞬の輝きを撮り続ける動物写真家・岩合光昭。彼は、世界中のフィールドを駆け巡り、生き物たちが命をつむぐ姿を見つめ続けています。
アフリカのサバンナでたくましく生きるライオンの家族たち、オーストラリアの広大な原野をゆくカンガルー、そして南極ではペンギンたちが氷の上を元気に動きまわります。
「すべてはどこかでつながっている」と岩合は語ります。
家族で過ごす温かい時間や子どもたちの愛くるしい表情、また時には厳しい環境の中で力強く生きる彼らの姿からは、生き物が生きていける環境があることのすばらしさを感じずにはいられません。
家族、いのち、生きていく環境、そして地球とのつながり…「どうぶつ家族」では世界中で生きる多様な動物たちの姿をはじめ、生命の循環・つながりをテーマに、写真作品約130点を紹介いたします。
本展が数多くの方々にお楽しみいただける場であるとともに、あらためて「つながり」を感じる契機となれば幸いです。