- タイトル等
ディン・Q・レ展 明日への記憶
世界で最も活躍するベトナム人アーティスト、待望のアジア初個展
- 会場
- 森美術館
- 会期
- 2015-07-25~2015-10-12
- 休催日
- ※会期中無休
- 開催時間
- 10:00~22:00
(火曜日のみ 17:00まで)
※9/22 (火・祝)は 22:00まで ※入館は閉館時間の30分前まで
- 観覧料
- 一般 1,800(1,500)円、学生(高校・大学生) 1,200円、
子供(4歳~中学生) 600円、シニア(65歳以上) 1,500円
※表示料金は消費税込 ※展望台 東京シティビューもご入館可。(スカイデッキ除く) ※学生、シニアは身分証等をご提示ください。
※( )は前売りチケット(一般のみ) ※前売りチケットはチケットぴあ [Pコード:766-859]でご購入いただけます。
- 主催者
- 森美術館
- 協賛・協力等
- 協力:日本貨物航空株式会社、シャンパーニュ ポメリー、ボンベイ・サファイア
- 概要
歴史の陰で語られることのなかった物語―ディン・Q・レの作品を通して世界を読み直す
ディン・Q・レはカンボジアとの国境付近のハーティエンに生まれ、10歳の時、ポル・ポト派の侵攻を逃れるため、家族とともに渡米しました。写真とメディアアートを学んだ後、ベトナムの伝統的なゴザ編みから着想を得た、写真を裁断してタペストリー状に編む「フォト・ウィービング」シリーズ(1989年-)を発表し、一躍注目されることになります。また、レは綿密なリサーチとインタビューに基づき、人々が実体験として語る記憶に光を当てます。国際舞台への出世作となった映像インスタレーション作品《農民とヘリコプター》(2006年)では、自作のヘリコプターの開発に挑むベトナム人男性を中心に、ベトナム人と戦争との複雑な関係を巧みに描き出しました。
ベトナム戦争終結から40年、日本にとっては戦後70年の節目を迎えたいま、国家や社会の「公式な」歴史の陰で語られることのなかった市井の人々の物語を読み直しつつ、アートと社会のより密接な関わりを探ることはきわめて重要な課題です。本展ではディン・Q・レの作品とユニークな活動を通して、私たちの過去と現在、そして未来について考えます。
- イベント情報
- ■アーティストトーク
*日英同時通訳付、手話同時通訳付
ディン・Q・レが、これまでの制作活動や本展初出品の新作などについて語ります。
[日時] 7月25日(土) 14:00―15:30
[出演] ディン・Q・レ
■トークセッション第1回
「ベトナム現代アートをめぐって:戦争から今日まで」
*日英同時通訳付
キュレーターのゾーイ・バット氏、美術批評家の林道郎氏を招き、ディン・Q・レを交えて、ベトナムの現代アートやベトナム戦争の日本への影響などについて議論します。
[日時] 7月26日(日) 14:00―16:00
[出演] ディン・Q・レ、ゾーイ・バット (サン・アート、エグゼクティブ・ディレクター / キュレーター)、林 道郎 (上智大学教養学部教授)
[モデレーター] 荒木夏実 (森美術館キュレーター)
■トークセッション第2回
「アート・社会・歴史」
*日英同時通訳付
2人のアーティストが、アートの表現の中で社会的、歴史的テーマを扱うことについて語ります。
[日時] 9月12日(土) 14:00―16:00
[出演] ディン・Q・レ、小泉明郎 (アーティスト)
[モデレーター] 荒木夏実 (森美術館キュレーター)
■レクチャー第1回
「カメラを通して見たベトナム戦争」
*日本語のみ
ベトナム戦争を従軍取材した報道写真家の石川文洋氏に、カメラを通して見た戦争についてお話を伺います。
[日時] 8月29日(土) 14:00―15:30
[出演] 石川文洋 (報道写真家)
■レクチャー第2回
「結婚にみるベトナム社会のいま」
*日本語のみ
ベトナム研究者の岩井美佐紀氏を招き、現在のベトナムの文化、習慣などについてお話しいただきます。
[日時] 9月26日(土) 14:00―15:30
[出演] 岩井美佐紀 (神田外語大学アジア言語学科教授)
■森美術館・横浜美術館コラボレーション 中高生プログラム
「アーティストと出会う」
*日本語のみ
森美術館「ディン・Q・レ展:明日への記憶」、横浜美術館「蔡國強:帰去来 (ききょらい)」展(2015年7月11日―10月18日)を鑑賞し、世界的に活躍するアジアのアーティストの表現を通して、アートと社会の関係について話し合います。最終日はレとディスカッション。全3日間のプログラムです。
[日時]
8月2日(日) 10:00―13:30
8月30日(日) 10:30―14:00
9月13日(日) 10:30―14:30
■キュレータートーク
「名もなき人の声を集めて」
*日本語のみ、手話同時通訳付
歴史の表舞台に現れないベトナムの市井の人の声を拾うディン・Q・レの作品について語ります。
[日時] 7月31日(金) 19:00―20:30
[出演] 荒木夏実 (森美術館キュレーター)
■ギャラリートーク
*日本語のみ
森美術館スタッフが、展示室内でツアー形式のトークをおこないます。
[日時]
8月19日(水) 14:00―15:00 / 9月2日(水) 14:00―15:00
9月16日(水) 19:00―20:00 / 9月30日(水) 19:00―20:00
■学校と美術館のためのプログラム
*日本語のみ
展覧会で扱われる様々なテーマについて、学校教育と関連づけながら、先生と美術館スタッフがディスカッションします。図工や美術のみならず、他教科の先生もぜひご参加ください。
[日時] 7月30日(木) 18:30―21:00
[対象] 保育園、幼稚園、小・中・高等学校、大学、専門学校の先生
・出演者は予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。 ・ギャラリートーク以外のプログラムは事前予約が必要です。 ・その他、ファミリープログラム、アクセスプログラムなども予定しています。
■イベントに関するお問い合わせ
Tel +81-(0)3-6406-6101 (11:00―17:00 月―金)
E-mail: [email protected]
■お申し込み・詳細は、森美術館ウェブサイトにて
- ホームページ
- http://www.mori.art.museum/contents/dinh_q_le/