INAZAWA・現在・未来展は、現代の美術を広く紹介する目的で、1989年から稲沢市荻須記念美術館で開催しています。今回は、その第5回として、現在活躍中の2作家、長谷川哲、三輪三津子の両氏を紹介します。
長谷川氏は、2000年に第3回エジプト国際版画トリエンナーレでグランプリを受賞し、2001年にはエジプト、台湾などで個展を開催しています。今回は、身近な風景を撮影した写真を題材に制作している「HOME」と題したシリーズの新作を中心に展示します。
三輪氏は、1995年VOCA展'95でVOCA賞を受賞、ベルリン滞在を経て、ギャラリーHAM(名古屋)での個展、椿会展(東京・資生堂ギャラリー)への選抜と、現代美術の世界で常に注目されています。今回は、これまでの作品に加え、この展覧会のために制作していただいた新作を展示します。
2人の作品に漂う既視感は、日常の風景の再発見を促すとともに、あなたの心の扉を開く手がかりになるはずです。