キラキラ 動く、輝く 光の宇宙
しもだて美術館は、「光の彫刻家」原口美喜麿 (みきまろ) の展覧会を開催します。原口は1945年下館市(現 筑西市)に生まれました。東京藝術大学在学中から「光」を素材とした立体作品に取り組み、同大学院修了後、新たな表現を求めて、海外で最先端のサイエンスとアートが融合した作品を学びます。それは機械や電気を利用して動く「キネティック・アート」と呼ばれる芸術作品でした。
以来、原口は、さらに芸術性を追究し、「機械」と「光」を絵具の代わりにして、「動きながら刻々と姿を変える光の輝き」に「美」を見出し、1992年のセビリア万国博覧会日本政府館招待出品作家に選ばれるなど、注目を集めます。
近年では、「自然光と芸術の融合」をテーマに新たな作品に挑戦し続けています。今展では、これら近作も含めた約35点の作品により、原口のサイエンス・ライト・アートの世界をご紹介します。