- タイトル等
ビュフェと1940-50年代 不条理に対峙する絵画
- 会場
- ベルナール・ビュフェ美術館
- 会期
- 2015-06-21~2016-09-06
- 休催日
- 水曜日 (祝休日の場合は翌日休み) / 年末年始
- 開催時間
- 10:00~18:00
10:00―18:00 (4-8月) / 10:00―17:00 (9,10,2,3月) / 10:00―16:30 (11-1月) / 入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 大人 1000円(900円) / 高・大学生 500円(400円) / 小中学生無料
( )内は20名様以上の団体割引料金
- 主催者
- ベルナール・ビュフェ美術館
- 概要
1940年代末、若き奇才としてパリの画壇にデビューしたベルナール・ビュフェの初期作品には、孤独にそそり立つ人間、一度も満たされたことのないような空の器、宙づりにされ皮を剥がれた動物といったモチーフが、一貫して抑制されたトーンと、画面を削り取るような激しい線で描かれます。このようなビュフェ作品成立の背景には、疲弊した戦後フランスの混交する思想や文化芸術が生み出した爆発的エネルギー、政治的な文脈、若き画家を熱狂的に支えた人々の存在がありました。本展では、ビュフェの1940-50年代の作品に改めて目を向けながら、その表現がもっていた「衝撃」とは何だったのかを探ります。当館の所蔵する貴重な初期ビュフェコレクションを、当時のポスターや映像、資料とともに余すことなく見ていただけるまたとない機会となります。美術界に彗星のごとく現れた青年画家ビュフェとその時代との共鳴を感じてください。
- イベント情報
- 初期ビュフェ作品をめぐる思想・美術・人々
本展では、1940-1950年代の作品展示にあわせ、3人のゲストを迎えたトークイベントを開催。より深く初期のビュフェ作品について考える場をつくります。当時ビュフェをとりまいていた思想の潮流、交友関係、ビュフェ以降の美術作品という新たな視点から、1940-50年代のビュフェ作品をご覧いただく機会といたします。
2015年9月20日(日)
戦後の実存主義と芸術 / 森功次
人間の孤独で不安なあり方を描いたビュフェの初期作品は、同時代の哲学者ジャン=ポール・サルトルの実存主義を体現するものとされました。戦後、熱狂的に支持された思想と芸術の結びつきは実際どのようなものだったのか、サルトル研究の視点からお話しいただきます。
2015年10月24日(土)
ビュフェ以後の美術をとおしてみるビュフェ / 黒瀬陽平
ビュフェの初期作品は戦後フランスを反映した「時代の証人」であったと言われます。では、その作品は戦後70年たった今日においてはどのようなアクチュアリティを持っているのでしょうか。初期ビュフェ作品を、現代美術の地平で語っていただきます。
2015年11月3日(火・祝)
ジャン・ジオノとベルナール・ビュフェ / 山本省
パリの喧騒から遠く離れた南仏での暮らしと小説家ジャン・ジオノとの出会いは、50年代前半のビュフェ作品形成になくてはならないものでした。オート=プロヴァンスの自然をこよなく愛した孤独な平和主義者・ジオノと若き画家の交流についてお聞きします。
「初期ビュフェ作品をめぐる思想・美術・人々」
日時:各回 13時30分~ (13時開場)
会場:ベルナール・ビュフェ美術館 大展示室
料金:当日の入館料のみ
定員:各回 100名程度 (要申し込み)
● 参加ご希望の方は 055-986-1300 (ベルナール・ビュフェ美術館)までお電話でお申し込みください。
学芸員によるギャラリートーク
日時=毎月第4日曜日 14:00― (30分程)
※12月は20日(日)開催
※2015年9月は26日(土)、2016年5月は28日(土) 14:00― 開催
会場=ベルナール・ビュフェ美術館
申込不要 / 当日の入館券をお持ちの上、美術館エントランスにお集まりください。
- ホームページ
- http://www.buffet-museum.jp/kikaku/150621.html