大理石の小片などを用いて建築物の床や壁、天井を装飾する絵画や模様がモザイクとしては一般的ですが
その石のパワー故にか、身近を気軽に飾るものとしては取り付き難い感もあります。
それで、ここ数年この様なトラディショナルモザイクから離れ
材料工法に囚われず、もう少し身近に居てもらえるようなものに…と
主にガラスを使い minimumな一枚…を試みています。
パーツのガラスは既成のものから焼成して作ったものまで様々
その一片が絵具…として考えていますが
簡単な小片の組み合わせ故、その一片のサイズ置き方に依ってまったく違う世界となり
例え題名を持って作っても、見る人の想像や受け止め方の違いは絵画以上のように思います。
正に当位は当意即妙の面白さ
これは作り手だけでなく見る人にも同じ楽しさとして繋がるものと思っての制作です。