時代を超える傑作を生み出した
グラフィックデザイナー、亀倉雄策 (かめくら ゆうさく) の、
創造の軌跡をたどる回顧展。
新潟県燕市出身の亀倉雄策は、東京オリンピック(1964年)の一連のポスターや、「ヒロシマアピールズ1983」のポスター、「グッドデザイン」や「NTT」のマークなど、人々の記憶に長く残る数々の傑作を生み出した、日本を代表するグラフィックデザイナーです。自らデザイナーとして活躍する一方、日本宣伝美術会や日本グラフィックデザイナー協会の創設においても中心的な役割を果たし、グラフィックデザイン界を牽引する存在としても大きな足跡を残しました。
生誕100年を記念して開催する本展は、新潟県立近代美術館・万代島美術館の所蔵品を中心に、国内所蔵の作品・資料を加え、戦後まもなくから晩年までの代表的なポスターのほか、雑誌・書籍の装幀や広告デザイン、スケッチや版下、写真資料、作家愛用の品などを展示し、その偉大な業績を振り返ります。