長く絵を描いてきましたが、薦められてガラス絵を始めて作品の幅が広くなりました。小さな絵は大胆な試みを容易にしてくれます。ガラスに描くという制約とつきあっていくうちに、その中での自由さを強く意識することもあります。クレーの画集の中にガラス絵を見つけて、どんなふうに描いたのかと想像を膨らませるのも楽しいことです。ガラス絵が人との交流を生み、そこに作品が生まれ、新たな繋がりを創ってきました。今回3回目となるガラス絵展も、4人が自分の世界を創ろうとガラスと対面してきました。また新たな繋がりが生まれることを期待します。 神領 照美