タイトル等
企画展
原田直次郎展
西洋画は益々奨励すべし
百年ぶりの回顧展
会場
埼玉県立近代美術館
2F
会期
2016-02-11~2016-03-27
休催日
月曜日 (3月21日は開館)
開催時間
午前10時~午後5時30分
展示室への入場は午後5時まで
観覧料
一般 1100円(880円)、大高生 880円(710円)
( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下と、障害者手帳をご提示の方(付き添い1名を含む)はいずれも無料です。 ※併せてMOMASコレクション(1階展示室)もご覧いただけます。
主催者
埼玉県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛・協力等
後援:東京ドイツ文化センター
協力:ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、日本テレビ放送網
助成:公益財団法人ポーラ美術振興財団、芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団 協力:日本航空、JR東日本大宮支社、FM NACK5
概要
原田は素 (も) と淡きこと水の如き人なり。
余平生甚だこれを愛す。―森鴎外『独逸日記』より

原田直次郎[1863(文久3)~1899(明治32)]は、江戸に生まれ、子どもの頃からフランス語を学ぶなど、西洋文化に触れて育ちました。やがて西洋絵画を学ぶため、高橋由一に師事し、1884(明治17)年にドイツのミュンヘンに留学します。
ミュンヘンでは美術アカデミーで研鑽を積み、画家のガブリエル・フォン・マックスにも師事しました。また、ドイツで出会った森鷗外と生涯にわたる友情を結び、鷗外の小説「うたかたの記」のモデルにもなっています。
1887(明治20)年に帰国すると、日本では伝統的な美術を保護し、西洋絵画を排斥する動きが高まっていました。原田は「西洋画は益々奨励すべし」と奮闘し、東京・本郷の自宅に画塾「鍾美館」を開いて指導するとともに、展覧会への出品を通して、西洋絵画の普及に努めます。わずか36歳で夭折したため、画家としての活動期間は短いものでしたが、ミュンヘンで描いた《靴屋の親爺》の圧倒的な描写力は、原田が西洋絵画の本質にいかに迫りえたのかを物語っています。
この展覧会では、原田直次郎の初期から晩年にいたる作品や資料とともに、師弟関係や親交のあった画家の作品も交えて、その軌跡をたどります。原田直次郎の回顧展としては、森鷗外が1909(明治42)年に開催した遺作展以来、およそ100年ぶりとなります。
イベント情報
◎ 講演会「原田家の直次郎」
講師:鍵岡正謹 (岡山県立美術館顧問)
2月11日(木・祝) 午後3時~4時30分 (開場は30分前)
2階講堂
定員:100名 (当日先着順)
料金:無料
内容:夭折した直次郎と兄・豊吉。長寿で直次郎の遺作展も見届けた父・一道。原田家の人々と直次郎の作品についてお話しします。

◎ 「原田直次郎よもやま話」
ゲスト:宮本久宣 (和歌山県立近代美術館学芸員)
2月21日(日) 午後3時~4時
2階展示室
企画展観覧料が必要です。
内容:原田直次郎について研究を続けている宮本久宣さんをお招きし、当館担当学芸員とふたりで、作品や作家、展覧会について、あれやこれやと会場でお話しします。

◎ 「原田直次郎をめぐる旅―ミュンヘン」
3月12日(土) 午後3時~4時30分 (開場は30分前)
2階講堂
定員:100名 (当日先着順)
料金:無料
内容:展覧会の調査中にミュンヘンで撮影した写真を交えながら、担当学芸員が原田直次郎の留学時代についてお話しします。

◎ 担当学芸員によるギャラリー・トーク
2月27日(土)、3月19日(土) / 各日とも午後3時~4時
2階展示室
企画展観覧料が必要です。

ご希望のグループに「原田直次郎展」の見どころをご案内します(予約制)。
お問い合わせ・ご予約は電話 048-824-0110 教育広報担当まで。
展示替え情報
※会期中に一部展示替えがあります。また都合により展示内容を一部変更することがあります。
ホームページ
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=327
会場住所
〒330-0061
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
交通案内
■ JRをご利用の場合
JR京浜東北線 北浦和駅西口より 徒歩3分 (北浦和公園内)
JR東京駅、新宿駅から北浦和駅まで、それぞれ約35分

■ バスをご利用の場合
国際興業バス、西武バスとも 北浦和駅西口前下車 徒歩3分
ホームページ
https://pref.spec.ed.jp/momas/
埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
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