サンリツ服部美術館は竹と鉄の工芸品をご紹介するコレクション展を開催いたします。
竹と鉄。一見相反するように思える素材ですが、竹の花入や茶杓、そして鉄の釜が茶の湯に欠かせない道具であることはいうまでもありません。常に茶の湯を支えてきた道具であり、時に主役として存在感を発揮します。
今回の展示では、竹の道具は花入と茶杓を中心に、鉄の道具は釜と釜道具を中心に展示いたします。素材が持つ特性や美しさ。それをどのような形にすれば実用的な道具へと昇華するのか。展示品の中にその工夫や美意識を見出していただけましたら幸いです。