三沢厚彦(1961-)は、樟(くすのき)から彫りだした「ANIMALS」シリーズで、今最も注目されている彫刻家の一人です。
東京藝術大学で彫刻を学んだ後、2000年から動物をモチーフに制作をはじめ、2001年には優れた現代彫刻家に贈られる平櫛田中賞(第20回)を受賞しました。
私たちにとってなじみ深いネコやイヌ、シカをはじめ、普段あまり目にすることのないホワイトタイガー、想像上の動物ペガサスなどの彫刻は、これまで多くの人を魅了してきました。見所は、ちょっと不思議な表情と圧倒的な存在感。ほぼ等身大でつくられたアニマルズが集合した現場に、みなさんが足を踏み入れます。様々な角度から彫刻と向き合い、展覧会をお楽しみください。