タイトル等
芹沢銈介のいろは
―金子量重コレクション
会場
東京国立近代美術館工芸館
会期
2016-03-05~2016-05-08
休催日
月曜日(3月21日、28日、4月4日、5月2日は開館)、3月22日[火]
開催時間
10:00~17:00
入館は16:30まで
観覧料
一般 550(350)、大学生 350(150)円
◎( )内は20名以上の団体料金およびキャンパスメンバーズ特典料金。いずれも消費税込。
◎高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方(付添者は1名まで)は無料。入館の際、学生証、運転免許証等の年齢が分かるもの、障害者手帳をご提示ください。
主催者
東京国立近代美術館
概要
芹沢銈介(1895-1984)は日本を代表する染色家であり、その評価は国内にとどまらず、生前、大成功をおさめたパリ展をはじめ、アメリカ、イギリス、ロシアなどでも個展が開催されています。1956年、重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定にあたって「型絵染」という概念を引き出した作風は、堅固な型と確かな構図に特徴があり、華やかな色、楽しい配色、晴れやかでありながら底に深さと静けさを見る…実はこれらは芹沢が紅型について語った言葉でしたが、ここに描述された様相はそのまま芹沢の作品に重なるようです。おそらくそれは染色の道を選ばせ、生涯憧れ続けた世界観を、芹沢が自らの仕事のなかで追求し、実証していったからではないでしょうか。
本展は2015年に金子量重氏からご寄贈いただいた芹沢作品430点を核として構成いたします。アジア民族造形研究の先達である金子氏の選択眼、そして芹沢との深い信頼関係が築き上げたこの貴重なコレクションは、屏風やのれん、型染本、カレンダー、装幀からスケッチ、下絵、本の割り付けイメージまで多種多彩です。
それらをじっくり味わっていただくために、本展覧会ではキーワードを3つご用意しました。「模様」「もの」「旅」―いずれも芹沢の主要なテーマです。しかし形式だけでなく、技法、年代、作域のいずれについても幅広い内容は、異なるイメージを結びつけたり、反対に寸断し、更新させたりするかもしれません。ちょうど「文字文」への取組みにおいて芹沢が文字の機能を解体し、新たな相を見せながらその本質へと向かったように、今回の展示をご覧になった皆さんが、芹沢のさまざまな側面と出合い、文脈を結びながら、それぞれの芹沢銈介像を描かれることを期待しています。
イベント情報
ギャラリートーク
3月6日(日)、4月17日(日) 14:00~15:00
当館研究員が鑑賞のポイントを分かりやすく解説します。

タッチ&トーク
会期中の水・土曜日 14:00~15:00
工芸館ガイドスタッフによる鑑賞プログラム。注目の若手作家から人間国宝が手がけた作品や制作工程資料などに触れながら鑑賞する <さわってみようコーナー>と、時代背景や作家の情報などの豊富なエピソードをまじえて作品のみどころをご紹介する会場トークとの2部構成で、さまざまな角度から展覧会をご案内します。
*いずれも申込、参加費不要 [要観覧券]
ホームページ
http://www.momat.go.jp/cg/exhibition/serizawa/
会場住所
〒102-0091
東京都千代田区北の丸公園1-1
交通案内
東京メトロ 東西線 竹橋駅 1b出口より 徒歩8分
東京メトロ 半蔵門線・東西線・都営新宿線 九段下駅出口2より 徒歩12分
ホームページ
https://www.momat.go.jp/cg/
会場問合せ先
03-5700-8600 (ハローダイヤル)
東京都千代田区北の丸公園1-1
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