- タイトル等
- 会場
- 東京国立近代美術館
企画展ギャラリー [1F]
- 会期
- 2016-01-13~2016-02-28
- 休催日
- 月曜日
- 開催時間
- 10:00~17:00
(金曜は20:00まで) 入館は閉館の30分前まで
- 観覧料
- 一般 1,000円(800円) / 大学生 500円(400円)
*( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1
名)は無料。
*本展の観覧料で入館当日に限り、同時開催の「ようこそ日本へ:1920-30年代のツーリズムとデザイン」(2Fギャラリー4)、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4F-2F)もご覧いただけます。
- 主催者
- 東京国立近代美術館/和歌山県立近代美術館/東京新聞
- 概要
日本における抽象美術の先駆者として、また創作版画の大成者として知られる恩地孝四郎(1891-1955)の20年ぶりの回顧展を開催いたします。
恩地孝四郎は10代で竹久夢二に私淑し、1914年に東京美術学校に通う田中恭吉・藤森静雄とともに木版画と詩の同人誌『月映』を創刊、同誌に掲載された《あかるい時》(1915年)ほかの作品は、わが国における抽象表現の最初期の作として知られています。
昭和期になると、震災後の東京が近代都市として復興する中で、ヨーロッパの新思潮に共鳴して、構成的な人体像やクラッシック音楽に想を得た<抒情>シリーズを制作する一方、イメージと言葉とデザインの綜合をめざした数々の詩版画集や、油絵にも比肩する重厚な肖像版画などを発表しました。また戦後は、GHQ関係者として来日したアメリカ人コレクターたちの理解と励ましを受けて、恩地は抽象表現に専念するようになります。晩年の10年間は、彼の生涯でも非常に実り多い一時期となり、戦後に作られた版画作品の半数以上が海外の美術館や蒐集家の手に渡っています。
本展は、海外に流出した重要作60余点を含む木版画約260点を中心に、油彩11点、水彩・素描27点、写真20点、ブックデザイン70点など、その領域横断的な活動を併せてご覧いただきます。大正期から昭和の戦後期にかけて、版画表現の現代化に向けて未踏の足跡を残した恩地孝四郎の多彩な世界をお楽しみください。
- イベント情報
- [講演会]
1月30日(土) | 14:00―15:30
桑原規子 (聖徳大学文学部教授)
2月14日(日) | 14:00―15:30
山口啓介 (現代作家)
聞き手・松本 透 (当館副館長・本展企画者)
会場:東京国立近代美術館講堂 (地下1階)
*開場は開演30分前 *聴講無料 (先着140名)、申込不要
- 展示替え情報
- *会期中、一部作品の展示替えを行ないます。
詳しくはハローダイヤルまたは美術館ホームページにてご確認ください。また都合により出品作品や展示期間に変更が生じる場合があります。
- 巡回等情報
- 2016年4月29日(金・祝)―6月12日(日)
和歌山県立近代美術館