経営学者として、現在も世界のビジネスパーソンに影響を与え続ける「マネジメントの父」、ピーター・F・ドラッカー(1909-2005)。実は、彼が熱心な日本古美術愛好家であったことをご存知ですか? 日本の伝統的な絵画に魅せられたドラッカーは、1点1点、自分の眼でじっくり確かめながら作品を蒐集し、室町時代の稀少な水墨画、江戸時代の文人画、近年人気が高い伊藤若冲や長澤蘆雪、白隠の禅画など、個性的なコレクションを作り上げました。本展では、初公開作品を含む111点とその他ドラッカーゆかりの品々を展示し、ドラッカーが愛した珠玉の水墨画をご紹介します。