京都で初めての大規模な現代美術の国際展, 世界の第一線で活躍する作家が集結しています。
国際交流と文化の集積地, 京都を舞台にウィリアム・ケントリッジ, サイモン・フジワラ, アリン・ルンジャーン, ヤン・ヴォー, 蔡國強, 田中功起, やなぎみわなど40組45名の作家が作品を発表しています。
主会場は, 京都市美術館全館と京都府京都文化博物館別館。共に歴史ある建物が現代芸術で埋め尽くされるという今までにない空間が展開されています。
美術館入ってすぐ, 大陳列室の大空間(無料ゾーン)には, 高さ15メートルに及ぶ, 蔡國強の竹製の塔作品が出現し, 京都の子どもたちが制作したオブジェが飾られています。美術館の地下など, 通常では入ることのできない空間にも作品を展示し, この場所だからこそ表現できる独特の世界を構築しています。
元小学校である京都芸術センターにはアーノウト・ミックの映像インスタレーション作品, 1950年初めに建てられた堀川団地にはピピロッティ・リストなどが, 歴史を刻んだ空間で作品を展開しています。
その他, 鴨川デルタ, 河原町塩小路周辺の空き地, 大垣書店烏丸三条店のショーウィンドーなど, 市内各所で場所と作家の化学反応をみることができます。
毎日の馴染んだ景色が全く新しいものに変わるなど, 見つける喜びや自分の中の変化をお楽しみいただければと思います。