山形県指定文化財《玉志亭唱和懐紙 (ぎょくしていしょうわかいし)》を特別公開!
江戸時代前期、滑稽や戯れを旨とし言語遊戯であった俳諧を、文学へと確立したのが俳人松尾芭蕉(一六四四~九四)です。元禄二年(一六八九)、松尾芭蕉の「奥の細道」旅中での酒田来遊を機に、酒田の俳諧は盛んになりました。
本展は、芭蕉が酒田に滞在した期間(7月29~30日、8月3~9日)にあわせて、当地に遺る唯一の芭蕉の遺墨《玉志亭唱和懐紙(山形県指定文化財)》を特別公開するものです。
また、芭蕉が生きた江戸時代前期~中期の絵画から、狩野探幽、常信など狩野派を中心に、土佐光起、尾形光琳などの作品を20点ほどご紹介します。