タイトル等
所蔵作品による小企画展
中間冊夫と堀之内一誠
―独自の画境を開拓した、二人の郷土作家。
会場
鹿児島市立美術館
会期
2015-04-01~2015-05-10
休催日
月曜日 (5月4日は開館し、5月7日に休館します。)
開催時間
9時30分~18時
入館は17時30分まで。
観覧料
一般 300円 高大生 200円、小中生 150円
※所蔵品展と共通、年間パスポートでもご覧いただけます。
概要
中間冊夫(1908~1985)と堀之内一誠(1908~1980)は、ともに1908年生まれの鹿児島出身の洋画家で、独立美術展を主な発表の場として活動しました。両者の表現方法は大きく異なりますが、画家として自身の内面と真摯 (しんし) に向き合い、既成の型にはまらない独自の画境を切り開いた点では共通しています。また、中間は加世田市(現・南さつま市)、堀之内は知覧町(現・南九州市)の出身で、二人とも旧制川辺中学校(現・鹿児島県立川辺高等学校)で学んでいますので、ほとんど同郷と言っても良いでしょう。
中間は川辺中学2年時に一家で上京し、芝の高輪中学校に通う傍ら川端画学校で石膏デッサンや油絵の勉強を始めます。1929年には「1930年協会」の研究所に移り、同会が「独立美術協会」に改まった1931年から出品を続け、後に会の中心作家として活躍するようになります。一貫して人物と空間とのかかわりを重厚な絵肌で追究した作風には、重みのなかにも温かさが感じられ、朴訥 (ぼくとつ) とした中間の人柄が偲 (しの) ばれるようです。
一方、堀之内は川辺中学卒業後に鹿児島の洋画団体「金羊会」で学びますが、絵の道を究めるために22歳で上京、高畠達四郎に師事し、中学校の美術教諭をしながら絵を描き続けました。シュルレアリスムやキュビスムなどの同時代の新しい作風にも挑戦しながら、晩年にはデュフィ風の軽妙洒脱な明るい作風へと到達しています。
同郷、同級の二人が模索したそれぞれの表現の違いや、作品と向き合う姿勢を感じ取っていただければ幸いです。
ホームページ
http://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/exhibition-h27shou1.html
会場住所
〒892-0853
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
交通案内
公共交通機関で来館の場合
■ カゴシマシティビューバス「西郷銅像前」下車、徒歩1分。
■ 市電「朝日通」、バス「金生町」下車、徒歩5分。
■ 鹿児島本線 鹿児島中央駅より、車で10分。
ホームページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/artmuseum/
鹿児島県鹿児島市城山町4-36
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