19世紀末から20世紀前半にかけて、パリの街角は商品やイベントを宣伝するカラフルなポスターで飾られました。多くの画家やデザイナーがポスターに腕をふるい、パリの住人たちもまた「街頭美術館」としてポスターの美しさをおおいに楽しんだといいます。
この時期のフランスで花開いたもう一つの芸術が、ガラス工芸です。19世紀末アール・ヌーヴォー様式の優美な造形、20世紀前期アール・デコ様式のシンプルなデザインが、それぞれ一世を風靡し、人びとの暮らしを豊かに彩りました。
会場は、描かれた商品別に14のコーナーに分かれています。どうぞ、100年前のパリにタイムスリップした気分で、そぞろ歩きをお楽しみ下さい。