富山県立近代美術館は、1981年の開館以来、20世紀美術の紹介と収集につとめてきています。この展覧会は、東京と北陸を結ぶ北陸新幹線の開業を記念して開催するもので、当館のコレクションを中心に、世界・日本の20世紀美術の多様な展開を、全館展示により紹介するものです。会場には、絵画・版画・彫刻・デザイン(ポスター、椅子)の厳選された作品に加え、富山県出身の詩人・美術評論家の瀧口修造氏のコレクションが並びます。また、3月21日から東京ステーションギャラリーにおいて、当館のコレクションを紹介する「ピカソと20世紀美術」が開催され、北陸新幹線により結ばれる東京と富山の2会場で、当館のコレクションを大々的にお披露目する機会となります。100年にわたる美術の流れをたどる、時の旅へと皆様を誘います。