相撲は歌舞伎、吉原遊郭と並んで江戸の三大娯楽とも言われました。東西の人気力士を描いた浮世絵で、江戸の人々は来たる相撲の場所への期待を膨らませました。
力士の一人立ちや着物姿、取り組み、土俵入り、勧進相撲興業や支度部屋の様子など多彩な相撲浮世絵が制作されました。三枚続きの大画面には、力士ばかりでなく行司や審判役の年寄、観客席なども描かれ、人気力士の絵は当時のブロマイドでした。
今大相撲は人気が回復しています。江戸時代も相撲は人気のスポーツでした。時空を超えて江戸時代の相撲の世界をお楽しみください。