昨年、中南米の画家として初めて国際アンデルセン賞画家賞を受賞したブラジルのホジェル・メロ。ブラジルの自然や伝統、社会問題など幅広い題材を自在に変化する技法と鮮やかな色彩で描きだした彼の作品には、子どもたちや自然へのあたたかなまなざし、そして多様な文化への寛容、敬意があらわれています。メロはブラジル国内のみならず、世界中を旅していますが、本展もドイツミュンヘンの国際児童図書館での最初の展覧会の後、韓国、イタリア、日本を巡回し、各地で大きな関心を呼びました。
本展ではメロの代表作から14冊の絵本原画約100点と、資料、そして彼の身のまわりのものなどを展示します、また、ブラジルの現代の絵本原書50冊もあわせて展示いたします。