茅ヶ崎を拠点に制作活動をおこなっている日本画家・福井青士 (ふくい・せいじ 1976年生まれ)。
多摩美術大学大学院在学中に財団法人(現・公益財団法人)佐藤国際文化育英財団の奨学生に選ばれた福井は美術団体に所属することなく個展やグループ展などを作品発表の場としています。
《神代桜》や《ガジュマル》、《樹脈》など福井が多くの作品でとり上げている画題の樹木。ときには荒々しいほどのマチエールで、またときには画面に染み入った色彩がやわらかく発光するかのような描写など、表現方法は異なっていても、どの作品からも対象の生命感が伝わってきます。
本展では、2000年の多摩美術大学卒業制作から最近作まで約20点を展示します。生命感に満ちた現代日本画の世界をご高覧ください。