「見ることの追求」をテーマとする「甲斐清子デッサン教室」の実習の特徴は、モデルを前にして、2時間~2時間30分(間に5分の休憩を挟みながら、20分の同じポーズを5~6回繰り返す)という短時間の中で一気に描き切るというものです。また、油彩クラスも、通常の月3回クラスと月1回クラスがありますが、こちらもデッサン教室と同様、約2時間~3時間で1枚を書き上げています。(例外もあります。)このたびの第28回教室展に展示されているデッサン・油彩のすべては上記のような制作条件の下に、2013年11月から2014年10月までの、ほぼ一年間に描かれた作品の中からの抜粋によるものです。