タイトル等
特別展
宮本三郎と鴨居玲
同時代を生き、師弟関係にあった二人。
それぞれの画業の行方は…。
会場
小松市立宮本三郎美術館
会期
2014-10-11~2014-11-24
休催日
会期中無休
開催時間
9時~17時
入館は16時30分まで
観覧料
一般 400(300)円 大学生 200(150)円 高校生以下無料
*宮本三郎ふるさと館と共通 *( )内は20名以上の団体料金 *こまつミュージアム・パス対応
概要
昭和21年、金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)の開校にあたり、郷里に疎開していた宮本三郎は洋画科で教鞭を執りました。第一期生として入学した鴨居玲は、父の知人であった宮本に師事し、深く傾倒して教えを受けます。創立メンバーの一人として宮本が二紀会を結成すると、鴨居は在学中に初入選を果たし、早くもその才能を開花させます。そして二人は生涯にわたる師弟関係を結びました。
昭和30年代に入ると、抽象画の波が日本の美術界を席巻します。高度な描写と具象を主とする宮本にとって、苦悩の時代が訪れました。二紀会を牽引する宮本は、会の存続と若手育成に携わりながら、画家として独自の表現を求め研鑽を続けます。画面には抽象画の研究で培ったマチエールと鮮やかな色彩が加わり、やがて生命賛歌をテーマとした華麗な裸婦の連作へと展開します。
一方の鴨居は自身の絵画世界を追い求めて模索を続け、海外を放浪。スペイン滞在時に充実期を迎え、独自の境地を開くものの、その後の制作は不調が続き、自ら闇に陥るようになります。深く暗い色調の中にわずかな光を求める作風は、師の宮本とは対照的といえます。二人の作品は見るものを惹きつけて離さず、年月を経た現在でもなお私達を魅了してやみません。本展では、石川県洋画を語る上で欠かせない存在となった二人の画業を、約50点の作品と遺品によって紹介いたします。
イベント情報
(申込不要、観覧料必要)

10月12日(日)
「何でも聞けーる解説会」
時間:10月12日(日) 午後2時~ (約1時間)
内容:石川県立美術館 普及課長 二木伸一郎氏によるギャラリートーク

10月11日(土)、11月8日(土)
「こまつ再発見DAY!」
時間:午前11時~、午後2時~
内容:担当学芸員によるギャラリートーク

11月2日(日) 時間:午後2時~
内容:担当学芸員によるギャラリートーク
会場住所
〒923-0904
石川県小松市小馬出町5
交通案内
■JR 小松駅より 徒歩15分
■JR 小松駅より 市内巡回バス(北コース)に乗車し、「市役所前」下車
■小松空港より JR小松駅前行きバスに乗車し、「浜田町」下車、徒歩5分
■北陸自動車道 小松I.C.より 車で約10分
ホームページ
https://komatsu-museum.jp/
石川県小松市小馬出町5
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