- タイトル等
- 会場
- 町田市立国際版画美術館
- 会期
- 2014-10-04~2014-11-24
- 休催日
- 月曜 | ただし10月13日、11月3日、11月24日は開館、10月14日(火)、11月4日(火)は休館
- 開催時間
- 10:00~17:00
[火~金] 10:00―17:00 (入場は16:30まで) [土・日・祝] 10:00―17:30 (入場は17:00まで)
- 観覧料
- 一般 800(600)円 / 大学生・高校生・65歳以上 400(300)円 / 中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金 *10月4日(展覧会初日)と11月3日(文化の日)は入場無料
*身体障がい者手帳または愛の手帳等をご持参の方と付き添いの方1名は半額
- 主催者
- 町田市立国際版画美術館、東京新聞
- 概要
谷中安規 (たになか やすのり)(1897-1946)は1930年代に活躍した版画家です。この時代の東京は、関東大震災から復興を遂げモダンで華やかな顔を見せる一方で、戦時体制へと傾斜し、不安と閉塞感が強まっていました。谷中はそのような新東京を風船のように放浪しながら、大都市の様相に幼少期の記憶や生活の理想などを重ね合わせて、夢と現実が織りなす幻想的な木版画を制作しました。ビル群や劇場、飛行船や潜水艦、外国映画のシーンやロボットなど、1930年代特有のモダンなイメージと、奈良の長谷寺で過ごした幼少期や真言宗豊山派 (ぶざんは) の中学に通っていた時代に養われた仏教観、さらに少年時代に暮らした朝鮮の記憶といった土着的なイメージを混ぜ合わせた表現は、実に多元的で独創的な内容を見せています。
10年ぶりの回顧展となる本展覧会は、万華鏡のように幻惑的な谷中安規の作品、約300点を制作年順に整理・展示し、刻々と変わる政治・社会的動向とイメージの変化や表現との関係について再考するものです。それは1930年代という時代を考える試みでもあります。谷中安規の作品は、現代社会をも逆照射してくれることでしょう。
- イベント情報
- ●講演会
「普通のことが普通でなく、普通でないことが普通ということ」
原田光 (岩手県立美術館館長)
日時=10月12日(日) 14:00―15:30 会場=1階講堂
*聴講無料ですが、企画展ご観覧の方が対象です。
●モダンの舞 ピアノの調べ ~谷中安規に夢をはせて~
出演=坂本秀子舞踊団
解説=坂本秀子 (日本女子体育大学教授)
コーディネート=伊藤里麻子 (武蔵野美術大学講師)
日時=11月3日(月・祝) 1回目 13:00~ 2回目 15:00~
各回約30分 (プログラムは同じ)
会場=エントランスホール
*どなたでもご鑑賞いただけますが、お席のご用意はありません。
●ギャラリー・トーク
館長・村田哲朗 10月26日(日)
担当学芸員 10月13日(月・祝)、11月9日(日)、23日(日)
14:00―14:45
*観覧券が必要です。2階企画展示室入り口付近からスタートします。
●谷中安規の世界を気軽に楽しむ! 体験コーナー
①スタンプであそぶ ~谷中安規の夢~
版画から抜け出たイメージがスタンプに! 作品から抜き出した図柄を紙や布バッグ(布バッグは有料)に押すことができます。
②もしもこの絵が動いたら? ~パラパラショートフィルム~
お気に入りのあの絵が動き出す!? 谷中作品をアレンジしたパラパラ漫画をお楽しみいただきます。
③谷中ワールド満開! ~夢の万華鏡~
谷中作品のさまざまなイメージが花開く、夢の万華鏡をのぞいてみよう!
- ホームページ
- http://taninaka.hanga-museum.jp/