茅葺き民家のある日本の原風景の記録をライフワークとする写真家・柳下征史氏は、“原風景の中の人間の一生”を写真、俳句、書のコラボレーションで表現する、という核を定めました。
一枚の写真に着想を得た句を、俳人・今瀬剛一氏が詠み、書家・川又南岳氏が句を書で表現しました。それは、昭和、平成の生活文化の記録であり、異分野の“融合”であり、“結”で“絆”の結晶でした。
着想から5年。その間に現代人の経験したことのない未曾有の東日本大震災。非日常の日常の中、三人は日本の原風景を紡ぎ出しました。
前回(平成21年)に続き、茅葺き民家を追い求めた画家・向井潤吉の展覧会と同時開催します。