TARO賞(岡本太郎現代芸術賞)は、岡本太郎の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭くメッセージを突きつける芸術家を顕彰するべく1997年に創設されました。これまで17回を数えるTARO賞からは、国内外で広く活躍するアーティストが多く生まれ、岡本太郎のアヴァンギャルド精神は新たな世代によって推し進められ、拡がりをみせています。
岡本太郎美術館では、かつて岡本太郎がそうであったように、新しい才能を支援し活動の機会を提供していきたいと考え、「TARO賞の作家」シリーズとして、受賞作家による選抜展を行っています。6名の受賞作家を紹介した2008年の第1回展に続く、シリーズ第2回となる本展では、第6回から第12回のTARO賞で各賞を受賞し、現在活躍する5名のアーティストの作品をご紹介します。