2004年から日本自動車連盟(JAF)の機関誌『JAF Mate(ジャフメイト)』に毎号掲載されているのが星野富弘さんの詩画をメインとする「風の詩」のコーナーです。11年間続いている「風の詩」では、富弘さんの高校以来の親友であり、自動車評論家の舘内端さんが、掲載された詩画について一言問いかけをし、それに富弘さんが答える「投語・答語」を行い、詩画を彩っています。
この連載で掲載された原画を展示する特別展「ともだちpart3」を4年ぶりに開催いたします。作品とともに、ユーモアを交えて響きあう二人のやりとりをお楽しみください。
最初に私の詩画を見た舘内が、それから受けたイメージだか何だかわからないが、短い言葉を投げかけ、それに私が一言答えるという形をとっている。
もちろんこれは作品の解説ではなく、ひとつの詩画作品という将棋盤を挟んで、古くからの友がことばと心のへぼ将棋を指して楽しんでいるのである。
『風の詩』(学研パブリッシング)より