日本では江戸時代に山水画や浮世絵の名所絵などの景観図がありましたが、ありのままの自然の状態を描写しようとする西洋の風景画が導入されるのは明治になってからでした。以後、風景画は近代絵画の中で主要なジャンルを占めるようになります。佐賀においても、近代の画家達による風景画が盛んに描かれました。
今回のテーマ展では、≪1 佐賀を描く≫として、青木繁、山口亮一、高木背水、納富進など主に佐賀出身の画家達が描いた佐賀各地の風景画を中心に、≪2 描かれた佐賀≫として、佐賀が描かれた江戸から明治期の版本や工芸品なども加えた約20点を展示します。作品本来の魅力はもとより、作品に描かれた佐賀の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
多くの方のご来館をお待ちしています。