寺井陽子さんの作品の佇まいから、ちょっとした日々の空気感や匂いなどを感じ取ることがあります。自らの五感の表現手段として『土』という素材を授かったのでしょう。有機的なフォルムですが、洗練されていて収まりの良いバランス感覚があります。
「やってみたかったことなんですが、今回の個展では色を使ってみました。20色くらい。絵具を与えられた子どもみたいに、きれいな色がいっぱいあってどうしよう、、、?と、ワクワクしている心境です。描くというよりは、好きな色を置いていくという感覚、、、。どんな仕上がりになるかドキドキです」とおっしゃる寺井さん。
なにが出てくるかは“おたのしみ”のようです。
今までのチタンの釉薬の作品も出品されます。
片口、茶碗、ふたもの、花器、壁の作品など、新作がそろいます。