- タイトル等
奈良原一高 王国
- 会場
- 東京国立近代美術館
ギャラリー4 2F
- 会期
- 2014-11-18~2015-03-01
- 休催日
- 月曜日(11月24日、1月12日は開館)、11月25日[火]、年末年始(12月28日[日]―1月1日[木・祝])、1月13日[火]
- 開催時間
- 10:00~17:00
(金曜日は20:00まで) *入館は閉館30分前まで
- 観覧料
- 一般 430円(220円) / 大学生 130円(70円)
( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込。
*高校生以下および18歳未満、65歳以上、キャンパスメンバーズ、MOMATパスポートをお持ちの方、障害者手帳等をご提示の方とその付添者(1名)は無料。
*上記料金で入館当日に限り、同時開催の所蔵作品展「MOMATコレクション」もご覧いただけます。
*無料観覧日:12月7日[日]、2015年1月2日[金]、1月4日[日]、2月1日[日]、3月1日[日]
- 主催者
- 東京国立近代美術館
- 協賛・協力等
- 協力:奈良原一高アーカイブズ フォト・ギャラリー・インターナショナル
- 概要
人間の限界状況を描いた奈良原一高の「王国」展は、
おそらく本年度最高の写真展であろう。
常に問題意識をたずさえて
対象に喰い込んでゆくこの新人には、
これからも大いに期待がかけられる。
『芸術新潮』1958年12月号「ことし活躍した写真家」
奈良原一高(1931年生まれ)は、戦後に登場した世代を代表する写真家の一人として知られます。彼が1958(昭和33)年に発表した「王国」は、北海道の修道院と、和歌山の女性刑務所という、それぞれ外部と隔絶された空間に生きる人間存在を見つめた作品です。ほぼ無名の新人の個展としては例外的な反響を呼び、鮮やかなデビューとなった1956年の個展「人間の土地」に続いて、極限状況を生きる人間というテーマを深化させた本作は、日本写真批評家協会賞新人賞を受賞するなど、奈良原の評価を確立するものでした。
1958年に個展と雑誌グラビアページで発表された「王国」は、その後、1971年と1978年の二度にわたって異なる構成で写真集にまとめられます。当館では、2010(平成22)年度に株式会社ニコンより、1978年版写真集での構成をほぼ踏襲した「王国」のセットの寄贈を受けました。今回の展覧会は、この全87点の寄贈プリントにより、奈良原の初期の代表作「王国」を紹介するものです。
- イベント情報
- [講演会]
2014年12月13日(土) 増田 玲 (当館主任研究員/本展企画者)
14:00~15:30 (13:30開場) 地下1階講堂 / 聴講無料・申込不要 (先着150名)
[ギャラリー・トーク]
2015年1月16日(金) 小林美香 (当館客員研究員)
2015年2月6日(金) 増田 玲 (当館主任研究員/本展企画者)
いずれも18:00~19:00 / 参加無料 (要観覧券) / 申込不要
- ホームページ
- http://www.momat.go.jp/Honkan/naraharaikko/index.html
- 展覧会問合せ先
- 03-5777-8600 (ハローダイヤル)