神奈川県美術展は、神奈川における美術の普及振興と県民文化の向上、作家の育成を目的として、昭和40年から毎年開催されている県内最大規模の公募美術展です。神奈川における新進作家の登竜門として、過去の入賞者から日本を代表する優れた芸術家が誕生してきました。
今年は、878点の応募作品の中から、入賞、入選となった作品計436点を展示します。1期展(工芸・書・写真)は10月5日(日)~12日(日)、2期展(平面立体)は10月15日(水)~19日(日)、神奈川県民ホールギャラリーで開催します。また、1期展の10月5日(日)と2期展の10月18日(土)にはギャラリートーク(審査員による受賞作品解説)が行われます。ギャラリートークはどなたでもお聞きいただけますので、お気軽にご参加ください。
また、今年は会場となる神奈川県民ホールが開館40周年を迎えます。神奈川県民ホールにギャラリーが併設された目的の一つに、神奈川県美術展に出品される多くの作品を一堂に展示するための広い会場を確保することがありました。第10回からは毎年、当ギャラリーで本展を開催しています。このたび第50回という大きな節目を記念し、第1回からの展覧会の図録をアーカイブ化し、ウェブ上でご覧いただけるよう公開しています。また、未来にはばたく青少年の育成事業として、中学生・高校生を対象とした特別企画展を開催し、入選作品を本展とあわせて展示いたします。神奈川の芸術の秋を彩る本展覧会をぜひご高覧ください。