大分の地からは、江戸後期の文人画家田能村竹田をはじめ、近現代の日本画壇を代表する福田平八郎、髙山辰雄、洋画の佐藤敬や宇治山哲平、重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた竹工芸の生野祥雲斎、前衛芸術グループ「ネオ・ダダ」で活動した現代美術の吉村益信など、優れた美術作家が輩出しています。大分市美術館のコレクションは、これら著名な同地出身作家の作品を核にした幅広いものとなっており、伝統的なものと革新的なものとが魅力を高めあいながら、豊かな輝きを放っています。
本展では、バラエティーに富んだ大分市美術館のコレクションの中から、重要文化財8点を含む選りすぐりの名品85点を紹介します。