1972年、日中両国首相が共同声明に調印して国交が正常化されて30周年を迎えることを記念して開催する。世界最大級の博物館である北京の故宮博物院が所蔵する文物の中から選び抜かれた陶磁器30点、青銅器など27点、玉器など20点、漆器など18点、仏像6点、皇帝や皇后が使用した宝座と衣服など19点の計120点を、「紫禁城と清王朝の栄華」、「故宮に見る中国五千年の歴史」、「故宮が伝承した中国の名宝」、「華麗なる清代宮廷芸術」の四部構成で紹介する。これらの中には日本の国宝にあたる国家一級文物が20点以上含まれ、また多くが日本初公開のものであり、中国の歴史と芸術を理解し日中友好を深める絶好の機会となるだろう。