当館のコレクションのなかから、今回は、自由な発想で、幻想性と夢想性に溢れた独自の世界観により描かれた作品の数々をご紹介します。
まず、ヨーロッパからは、人物や動物を思わせるシンプルな記号的フォルムでユーモアあふれる世界を描いたスペインの巨匠ミロ、動物や鳥などをモティーフに激しい筆致と鮮やかな色彩で知られるオランダの代表的作家であるアペルや独特の豊かな色彩と渦巻き装飾模様が特徴のオーストリアのフンデルトワッサー。
日本からはこれまで当館で企画展を開催した作家のなかから、時流にとらわれることなく、ただひたすらに色彩の自由さと造形美を追求した方々を選抜して届示いたします。
作者と一緒に不思議な迷宮の世界をお楽しみ下さい。