夢、希望、勇気…私たちにたくさんの感動を与えてくれるマンガは、いまや日本的な文化の一つとして世界中で親しまれています。マンガの可能性を大きく広げた“マンガの神様”手塚治虫と、その可能性に敏感に反応してマンガを育て上げていった“マンガの王様”石ノ森章太郎は、戦後史における“マンガのちから”の源流をたどる上で、欠くことの出来ない存在です。
本展では、「鉄腕アトム」、「ブラック・ジャック」や「サイボーグ009」、「仮面ライダー」といった代表作の原画や映像などを通して、この二人の歩み、作品に込められたメッセージを振り返ります。二人の作品の特徴である親しみやすいイメージとユニークなキャラクター、普遍的なテーマを含んだ物語は、多くの人々を惹きつけました。本展では、その影響を受けて育った現代アーティストら著名人たちによるオマージュ作品も紹介します。
世界を変えてきた“マンガのちから”を感じる、またとない機会となるでしょう。