岡山は明治以降、数多くの優れた洋画家を輩出したことで知られています。倉敷市立美術館でも、滞欧中に印象派や後期印象派の画風に触れ、帰国後は豊かな色彩で装飾的な作風を確立した満谷国四郎や、パリに渡ってキュビズムを学び、日本における抽象絵画の先駆者となった坂田一男など日本近代洋画の流れの中で重要な位置を占める洋画家たちの作品を所蔵しています。
このたびの展覧会では、当館の洋画コレクションからよりすぐった満谷国四郎、寺松国太郎、坂田一男、岡本唐貴、斎藤真一らの作品をご覧いただきます。
また明治前期に岡山県総社市で活動した堀和平の作品を、初公開の素描を含めて特集展示し、その画業を紹介します。