- タイトル等
フランス印象派の陶磁器1866-1886
ジャポニスムの成熟
初公開!アビランド家の秘蔵コレクション
ルノワールやモネなど印象派絵画も参考出品
日本にあこがれた19世紀パリの芸術を陶磁器など合計155点で展観
- 会場
- パナソニック汐留ミュージアム
- 会期
- 2014-04-05~2014-06-22
- 休催日
- 水曜日
- 開催時間
- 午前10時~午後6時
入館は午後5時30分まで
- 観覧料
- 一般800円 | 65歳以上700円 | 大学生600円 | 中・高校生200円 | 小学生以下無料
◎20名以上の団体は100円割引 ◎障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
- 主催者
- パナソニック汐留ミュージアム, 朝日新聞社
- 協賛・協力等
- 後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本, 港区教育委員会
協力:AIRFRANCE 企画協力:アートインプレッション
- 概要
1874年4月、近代絵画史上最も画期的と見なされるグループ展、第1回印象派展がパリで開催されました。その出品作品のひとつであるモネの《印象、日の出》は、刻々と変化する水面の煌めきなどありのままの自然の情景が、大胆な筆致でキャンヴァスに表現されていました。当時のフランスのアカデミック美術は、忠実な模写を標榜していましたが、この絵画は精細さを欠いているとして多くの批判を浴び、このグループは皮肉をこめて「印象派」と名づけられました。同じ頃、陶芸の世界においても新しい技術やジャポニスムからの発想を生かすなど、近代性を取り入れた革新的な陶磁器が作られていました。
第1回印象派展の出品画家で銅版画家のフェリックス・ブラックモンも、日本美術の影響を受けた一人です。彼は、リモージュ磁器で知られるアビランド社の経営者で、日本美術の蒐集でも知られるシャルル・アビランドと出会い、同社の美術監督として迎え入れられると、ジャポニスムのモチーフなどを生かした伝統に捉われないデザインで才能を発揮しました。1880年代初頭には焼締陶器や銅紅釉を使用するなど新しい素材への挑戦を続け、アビランド社はフランスを代表する陶磁器メーカーとして発展しました。そして、第1回印象派展から100年を経た1974年、「セラミック・インプレッショニスト(Céramique Impressionniste)」という展覧会がパリで開催されました。ここでは印象派絵画のような筆致で装飾された陶磁器と印象派絵画の関連が改めて注目を浴び、作品群は「印象派の陶磁器」と称され、その芸術性の高さが認知されることとなりました。
本展は、アビランド家コレクションを中心に、印象派時代の陶磁器を日本で系統的にご紹介する初めての機会です。印象派スタイルの絵付けをした陶磁器をはじめとして、19世紀後半のフランスが憧れた東洋や日本の美術が色濃く反映されたテーブルウエアや陶芸作品に加え、モネやルノワールといった印象派の絵画も展示いたします。
- イベント情報
- ●ジュニアガイドをホームページからダウンロードしてクイズに答えよう! http://panasonic.co.jp/es/museum/
*ミュージアム受付に答えを書いたジュニアガイドを持ってきた人にはもれなくプレゼントがあるよ!
講演会
「印象派の二つのルーツ:ロココとジャポニスム」
千足伸行氏 (海の見える杜美術館顧問、成城大学名誉教授)
4月12日(土) 午後2時~4時、パナソニック東京汐留ビル5階ホール 定員150名 ◎2014年2月3日(月)より申し込みの受付を開始します。
ティーサロン 名窯アビランドの器で紅茶を召しあがりながら本展監修者による展覧会解説を楽しみませんか。
「フランス印象派の陶磁器」
三浦弘子氏 (滋賀県立陶芸の森主任学芸員)
5月17日(土) 午後1時30分~3時、パナソニック東京汐留ビル5階ホール 定員50名 ◎2014年3月17日(月)より申し込みの受付を開始します。
◎アビランド製カップ&ソーサーは先着15名様のみご使用いただけます。
●申し込み方法 ハローダイヤル(03-5777-8600)へお電話にてお申し込みください。●受付時間 8:00~22:00
●必要事項 ①イベント名 ②氏名 要:全参加希望者名 ③住所 ④電話番号 ※簡単なアンケートにご協力いただきます。
*聴講はどちらも参加無料ですが本展の観覧券が必要です。*受付は先着順、定員になり次第締め切らせていただきます。*お申し込み時に頂いた個人情報は、本イベントの受講の目的でのみ使用します。なお、おあずかりした個人情報は、上述の目的での使用に同意いただいたものとさせていただきます。*定員に達しなかった場合は、当日受付をする場合があります。
学芸員によるギャラリートーク
5月10日(土)、6月7日(土) いずれも午後2時~ 参加無料(入館には展覧会観覧券が必要です)、申込不要
なお、ルオーギャラリーにて、当館所蔵のルオー・コレクションの中から作品を展示しております。併せてご覧ください。
- ホームページ
- http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/140405/index.html