人は「夢」を描きながら生きています。それは睡眠中の「夢」ではなく、意識的な希望や絶望の「望」に近い「夢」です。そして、子供は空想の「夢」を描き、大人は理想の「夢」を描くといわれます。すべての大人には子供時代があり、子供はやがて大人になっていきます。その成長の過程で、「夢」はどのように変化していくのでしょうか。
世界の児童が描いた「夢」にあふれた絵画作品には、大人たちの遠い日を呼び戻す豊かな力があります。そして画家の描いた世界には、人間としての普遍の「夢」が深く染み込んでいます。子供時代にその「夢」を深化させ、描き続けた画家たちの作品30点を、世界の児童画とともにご観覧いただきます。
なお、児童画は、地球環境世界児童画コンテストにて選ばれた優秀作品から、アジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパなど56か国の子供たちの60作品を展示します。