彫刻の森美術館では、世界の各地を独自の目線と色彩で切り取り続ける写真家、市橋織江の“現在”を集大成する「市橋織江展 2001-2013」を開催します。
市橋織江(1978年生まれ)は、2001年に写真家として独立後、数々の広告や雑誌、アーテイストの写真を手掛けています。映画「ホノカアボーイ」(2009年)の映像撮影、TVCMなどムービーカメラマンとしても活躍。
主な写真集に「BEAUTIFUL DAYS」(2011年 MATOI PUBLISHING)、「PARIS」(2011年 PIE BOOKS)、「Gift」(2009年 MATOI PUBLISHING)などがあります。
2014年フジサンケイグループカレンダーのために、彫刻の森美術館と姉妹館・美ケ原高原美術館の四季と彫刻を撮りおろしました。
今回の展覧会では、未発表の作品から新作を含めた、作家自身の手焼きによるオリジナルプリント100点と大型写真で美術館という空間を構成する初の試みにも挑戦します。市橋織江の“眼”をともに体感できる本館ギャラリー1階から中2階へと通り抜け、本館ギャラリー2階に展示された圧倒的な数の写真からは、それぞれの撮影場所の光や空気の流ればかりでなく音や匂いまでもが感じられるようです。
写真家として独立して12年。その活動の中で、今ベストと思える作品をお見せします。