宇城市不知火美術館では毎年新年に、館所蔵作品の「収蔵品展」を開催しています。今回のテーマは「作品の息づかい」。それぞれの画家が、どういう気持ちで画面に向き合い、どのような筆触で表現しているのかなど、作品の裏に潜む作家の息づかいに焦点を当て、15人で構成してみました。
的確な描写で人々の生活をいきいきと描き出している野田英夫、明快な色彩で明るくおおらかな息吹を伝えているマナブ間部、日常を温かく包み込むように息づかせている野田哲也、無数の線の積み重ねにより無限に広がる躍動の空間を創り出している働正の作品をはじめ、心の鼓動を感じさせる作品をそろえました。
点数は約50点。新年のひとときを、不知火の地で、それぞれの作品の息づかいを楽しみながらご覧いただければ幸いです。