タイトル等
企画展
藤井達吉の全貌 野に咲く工芸・宙 (そら) を見る絵画
会場
宇都宮美術館
会期
2013-11-17~2014-01-19
休催日
毎週月曜日 (ただし12月23日と1月13日は開館)、12月24日、1月14日、年末年始(12月29日~1月3日)
開催時間
午前9時30分~午後5時
入館は午後4時30分まで
観覧料
一般700円(560円)、大学生・高校生500円(400円)、小学生・中学生300円(240円)
*( )内は20名以上の団体料金

※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
※宇都宮市に在学または在住の高校生以下は無料。
※毎月第3月曜日11月17日、12月15日、1月19日は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族が来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下の方は無料となります。
主催者
宇都宮美術館
協賛・協力等
特別協力
碧南市藤井達吉現代美術館
企画・運営協力
株式会社キュレターズ
概要
わが国の近代工芸の先駆者である藤井達吉は、1881(明治14)年愛知県碧海郡棚尾村(現在の碧南市)に生まれました。名古屋の服部七宝店での勤務を経て、1905(明治38)年に上京し本格的に工芸作家として歩みはじめます。

旧来の職人主義的な技術偏重の工芸観を脱するべく藤井は、作家個人の自由な発想に基づいた制作を実践しました。例えば、木彫彩色の屏風に七宝・螺鈿・鉛象嵌を施し、また壁掛けのアップリケには竹皮を用いるなど、あらゆる技術と材料を猟蒐・混交した型破りな作品制作によって当時の工芸界に新風を吹き込みました。

藤井芸術の<新しさ>はそのモチーフにもみてとれます。従来あまり取り上げられなかった身近な草花などが積極的に採用されました。自然の形態を根幹に取り入れたデザインは、斬新でありながらもどこか素朴で温かみを感じさせてくれます。

また藤井の創作領域は驚くほど広範囲です。七宝、刺繍、染色、金工、木工、陶芸、手漉き和紙など工芸全般にわたり、さらには日本画、油彩画、図案、装丁にも及びます。その背景のひとつに「作品制作と発想は一人の工芸家の手によって統合されるべきである」というこの作家の強い信念がありましたが、彼の目指していたものはまさしく<総合芸術としての工芸>であり<生活のとしての工芸>でした。

今日まで藤井の回顧展がたびたび開かれて徐々にその功績と芸術性が認められてきており、さらに先年、出生地に開館した碧南市藤井達吉現代美術館により顕彰がいっそう進められています。本展は藤井芸術の全貌を展観する規模で構成し、その芸術の魅力と革新性を紹介しようとするものです。
イベント情報
|記念講演会「藤井達吉の芸術」
講師 木本文平氏 (碧南市藤井達吉現代美術館館長)
日時 2013年11月17日(日) 午後2時~午後3時30分 (開場は1時30分)
会場 宇都宮美術館講義室 (先着170名、聴講無料、当日は直接会場へお越しください。)

|ワークショップ「オリジナルの七宝ブローチを作ろう」
藤井の創作活動の原点ともいえる七宝のワークショップです。
彼が得意としたモチーフ<椿><梅><鹿><トンボ>の中から好きなものを一つ選び、オリジナルの七宝ブローチを作ります。
講師 近藤健一氏 (七宝作家) 作家HP http://www.kenichikondo.com/
日時 (1)2014年1月11日(土) 午後2時~午後4時
(2)2014年1月12日(日) 午前10時~12時
会場 宇都宮美術館 中央ホール
参加費 3,000円 (材料費込、制作物は当日お持ち帰りいただけます。)
事前申込制 各回定員12名(申込多数の場合は抽選)
申込方法 12月8日(日)までにハガキまたはファックスにて、氏名・住所・電話番号・参加人数および参加希望日(1月11日、12日)のいずれかを記入し、下記の宛先までお申し込みください。
定員を超えた場合は抽選。当落に関わらず、結果は美術館からご連絡を差し上げます。
その際、当選者の方には、希望するモチーフをおたずねします。

320-0004
栃木県宇都宮市長岡町1077番地「宇都宮美術館七宝ブローチ係」
FAX:028-643-0895

|担当学芸員によるギャラリートーク
日時 11月23日(土・祝)、12月7日(土)、1月18日(土) いずれも午後2時から
集合場所 企画展チケットをお求めのうえ、中央ホールにお集まりください。
ホームページ
http://u-moa.jp/exhibition/exhibition.html
会場住所
〒320-0004
栃木県宇都宮市長岡町1077
交通案内
自動車をご利用の場合
東北自動車道「宇都宮インターチェンジ」から約10km、「鹿沼インターチェンジ」から約14km。
北関東自動車道「上三川インターチェンジ」から約19km。

鉄道・バス等をご利用の場合
JR東北新幹線「JR宇都宮駅」下車、JR宇都宮駅西口5番バス乗場から関東バス「豊郷台・帝京大学経由宇都宮美術館」行き終点下車(約25分)
JR宇都宮駅よりタクシーをご利用の場合は約20分。
ホームページ
http://u-moa.jp/
栃木県宇都宮市長岡町1077
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